デジタル大辞泉 「重板」の意味・読み・例文・類語 じゅう‐はん〔ヂユウ‐〕【重板】 江戸時代、他の本屋の出版物をひそかに出版すること。また、その本。偽版。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「重板」の意味・読み・例文・類語 じゅう‐はんヂュウ‥【重板】 〘 名詞 〙 ( 「はん」は板木(はんぎ)の意 ) 江戸時代、他の本屋の出版物を許可なしに出版すること。また、その出版物。[初出の実例]「新板を出しうりしに、殊外はやりけれ共、重板(ヂウハン)するものかつてなかりしとぞ」(出典:仮名草子・智恵鑑(1660)一〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の重板の言及 【板木】より …板木は出版する者の重要な財産として土蔵に保存され,乾燥による反り癖を防ぐため両端に添木をするなどのくふうが施されている。その無断複製を〈重板〉,類似の版を〈類板〉と称して江戸時代には厳しく禁止されていた。金属性の活字による活版印刷が19世紀後半に採用されるようになって,板木は急速に用いられなくなった。… ※「重板」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by