ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「重複点」の意味・わかりやすい解説 重複点ちょうふくてんmultiple point 代数曲線 f(x,y)=0 の上の点 P(a,b) で,第1次の微分係数 fx(a,b) ,fy(a,b) の少くとも一方が0でないとき,Pを単純点または通常点といい,fx(a,b)=fy(a,b)=0 であるとき,Pを重複点という。曲線の重複点には,結節点,孤立点,尖点がある。一般に点Pにおいて,第 r-1 次までの微分係数がすべて0で,第 r 次の微分係数のなかに,初めて0でないものが現れるとき,そのようなPを r 重の重複点ということにすれば,結節点,孤立点,尖点などは,2重の重複点ということになる。重複点と普通いえば,このような2重の重複点をさすことが多い。 (→特異点 ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by