野中才村(読み)のなかさいむら

日本歴史地名大系 「野中才村」の解説

野中才村
のなかさいむら

[現在地名]分水町野中才

西にし川の左岸にあり、東は大武おおたけ新田、西は長新ちようしん村。北を三国街道が通る。元和六年(一六二〇)の三条御引渡郷村帳(幸田重寛氏文書)に「野中西村」とみえ、高一〇七石六斗余で三条藩領。正保国絵図では「野中村」とあり高一二一石余、幕府領に属する。正徳元年(一七一一)陸奥白河藩領、幕末には伊勢桑名藩領。旧高旧領取調帳では三島さんとう郡として記される。元禄一〇年(一六九七)の渡部組高反別帳(小越文書)では高二七八石八斗余、家数二〇(うち水呑一〇)・人数一四七。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android