野元坂館跡(読み)やげんざかかんあと

日本歴史地名大系 「野元坂館跡」の解説

野元坂館跡
やげんざかかんあと

[現在地名]亀山市辺法寺町 野元坂

安楽あんらく川の流れに沿った標高六〇メートルの南岸の崖上に位置し、比高は約一四メートルで眺望はよい。「三国地志」に「景清宅址」と記され、景清屋敷と呼称されていたとある。景清は「源平盛衰記」「平家物語」に勇名をとどめる平景清で、その伝承地が北伊勢の各所にあり、この館跡もその一つとなっている。東西八〇メートル、南北六〇メートルの範囲に、北側の崖沿いには低い土塁が、南側と西側には幅一〇メートル、高さ四メートル近い土塁をめぐらし、その外側には堀が所在した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む