日本歴史地名大系 「野内番所跡」の解説 野内番所跡のないばんしよあと 青森県:青森市野内村野内番所跡[現在地名]青森市野内野内集落東部、竜ノ口(たつのくち)川西側にあった弘前藩の番所。秋田藩に対する碇ヶ関(いかりがせき)(現南津軽郡碇ヶ関村)と大間越(おおまごし)(現西津軽郡岩崎村)とともに、盛岡藩に対する野内番所は津軽三関とよばれた。成立年代は元和年間(一六一五―二四)といわれるが、はっきりしない。狩場沢(かりばさわ)(現東津軽郡平内町)と馬門(まかど)(現上北郡野辺地町)の間が、弘前・盛岡両藩の境界と決定した文禄四年(一五九五)頃は、小湊(こみなと)(現平内町)に番所があったといわれる。慶長一二年(一六〇七)七戸修理らが南部口小湊の警備を命じられている(津軽一統志)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by