日本歴史地名大系 「野尻新田村」の解説 野尻新田村のじりしんでんむら 兵庫県:加古川市旧印南郡地区野尻新田村[現在地名]加古川市志方町野尻(しかたちようのじり)吉広(よしひろ)村・細工所(さいくじよ)村の北、城(しろ)山(中道子山)の北麓の虎(とら)ガ渓(たに)と称する谷間に位置する。正保年間(一六四四―四八)細工所村の大庄屋玉田正信が開墾に着手し、寛文二年(一六六二)に野尻新田となったという。毎年鍬止めの一二月一三日に正信の祭礼を執行してきた(増訂印南郡誌)。領主の変遷は細工所村に同じ。元禄郷帳では細工所村枝郷と肩書された野尻新田がみえ高五五石余。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by