最新 地学事典 「野尻湖層」の解説
のじりこそう
野尻湖層
Nojiri-ko Formation
長野県の野尻湖底および周辺域に分布する後期更新世から完新世の水成層。西岸の立が鼻発掘地では,層相に基づき下位より貫ノ木シルト部層,海端砂シルト部層,立が鼻砂部層,芙蓉湖砂シルト部層に区分される。時代は約7万年前~現在。岩相は砂・シルト・泥炭を主とし,多数の黒姫火山や妙高火山の火山砕屑物,大山倉吉・姶良(あいら)Tnなどの広域テフラを挟む。層厚は湖心部で最大34m,湖底発掘地で約7.5m。ナウマンゾウやヤベオオツノジカなどの大型哺乳類化石とともに石器や骨器,スパイラル剥片が多数出土。豊野層団体研究グループほか(1964)命名,野尻湖地質グループ(2004)再定義。
執筆者:酒井 潤一・赤羽 貞幸・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

