日本歴史地名大系 「野甫村」の解説 野甫村ぬふむら 沖縄県:伊是名島・伊平屋島伊平屋村野甫村[現在地名]伊平屋村野甫(のほ)伊平屋(いへや)島の南西にある野甫(ぬふ)島をもって一ヵ村とする。伊平屋(いひや)島を構成する八行政村の一つ。絵図郷村帳に「のふ島」とみえる。琉球国高究帳では野保島として畠二六石余。「球陽」尚泰王七年(一八五四)条によれば、村近辺に泉井がなく、約半里にある西原(いりばる)泉井を利用せねばならず、不便であった。地頭代名嘉親雲上および村民四名が一千貫文の私費を投じ、近辺に高さ三丈・横六尺の泉井を掘って村民に供したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報