野石村(読み)のいしむら

日本歴史地名大系 「野石村」の解説

野石村
のいしむら

[現在地名]若美町野石

男鹿おが街道に沿い、日本海と八郎潟を隔てる幅約一キロの砂丘地帯にある。北は支郷宮沢みやざわ村、南は福米沢ふくめざわ村の支郷土鼻つちはな村、東は八郎潟、西は砂丘を越えると日本海。北約一里の支郷五明光ごみようこう村を経て山本郡との郡境に至る。

天正一九年(一五九一)の出羽国秋田郡知行目録写(秋田家文書)に「四百弐拾六石三斗九升 本田村 野石村」とみえる。

正保四年(一六四七)の出羽一国絵図に二八六石とあり、その北方に「野石村之内宮崎村」(宮沢村)と記される。寛永一八年(一六四一)、慶安二年(一六四九)、天和三年(一六八三)に差紙開が行われている(八郎潟の研究)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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