野良犬村(読み)のらいぬむら

日本歴史地名大系 「野良犬村」の解説

野良犬村
のらいぬむら

[現在地名]前橋市清野町きよのまち

池端いけはた村の南にあり、東は上青梨子かみあおなし村、南は青梨子村、西は新井あらい(現北群馬郡榛東村)。村内を八幡はちまん川が南東流する。寛文郷帳に田方三四石三斗余・畑方一二五石八斗余とあり、田方に旱損と注記される。天明四年(一七八四)から天保一三年(一八四二)の野良犬村御用留(木暮文書)が残り、文政一〇年(一八二七)には伊香保いかほ(現北群馬郡伊香保町)の温泉渡世の者が、榛名はるな山へ参詣したい者をふたッ岳の蒸湯へ連れて行き訴訟になっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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