野間中村(読み)のまなかむら

日本歴史地名大系 「野間中村」の解説

野間中村
のまなかむら

[現在地名]能勢町野間中

野間大原のまおおはら村の南西に位置し、野間川とその支流大原川流域の丘陵地にあたる。野間村を構成する五ヵ小村のうち。南部は山地南東妙見みようけん山があり、山上に能勢妙見堂中腹本滝ほんたき寺がある。能勢街道が南北に、野間街道が東西に通る。慶長一〇年(一六〇五)の摂津国絵図には「中村」とみえる。村高は正徳三年(一七一三)年貢免定(大原家文書)によると、中村分として三二〇石余。安政五年(一八五八)の人別改帳(野間中区有文書)によれば、家数八三(うち寺二)・人数三七三。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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