能勢妙見堂(読み)のせみょうけんどう

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

大阪府豊能(とよの)郡能勢町野間中(のまなか)にある寺。日蓮(にちれん)宗真如(しんにょ)寺に属する。本尊は妙見大菩薩(だいぼさつ)。妙見山の山頂にあり、天平勝宝(てんぴょうしょうほう)年間(749~757)行基(ぎょうき)の開創する真言(しんごん)宗の為楽山大空寺に淵源(えんげん)すると伝え、また多田(源)満仲(みつなか)の子孫能勢左馬頭頼国(さまのかみよりくに)が長元(ちょうげん)年間(1028~37)開創したともいう。1605年(慶長10)能勢頼次(よりつぐ)が日蓮宗に帰依(きえ)し、身延山久遠寺(みのぶさんくおんじ)21世日乾(にっかん)を請(しょう)じて日蓮宗に改宗した。妙見菩薩は国土を守り災害を鎮め福寿を益す菩薩で、江戸時代中期より参詣(さんけい)人多く、幕末、妙見講を結んだ村は100か村に上った。修験道(しゅげんどう)の道場でもあり、滝の信仰がある。開運殿は1787年(天明7)、経堂・絵馬堂は1796年(寛政8)の建立。歳始祈祷会(きとうえ)(1月1~3日)、星祭祈祷会(3月節分)、妙見大菩薩年大祭(5月15日)を行い、2月初午(はつうま)、4月勝利祭、7月の虫払いはにぎわう。

[田村晃祐]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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