日本歴史地名大系 「金兼藁」の解説 金兼藁きんけんこう 一冊成立 万治二年か写本 静嘉堂文庫解説 鎌倉を中心とした紀行文。漢詩文の本文および仮名交じり文の付録からなる。「国書総目録」などは林春徳著とするが疑問。著者の鎌倉滞在は万治二年八月下旬から三ヵ月ほどで、遊覧記事は鎌倉のほか江の島・金沢・森戸などにも及ぶ。そのなかには他書にない珍しい説話も伝える。活字本 昭和四五年複製本を刊行。同五一年刊「鎌倉古絵図・紀行」に収録。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報