日本歴史地名大系 「金堂陣屋跡」の解説 金堂陣屋跡こんどうじんやあと 滋賀県:神崎郡五個荘町金堂村金堂陣屋跡[現在地名]五個荘町金堂金堂村内のうち中村(なかむら)に設置された大和郡山藩の陣屋跡。貞享二年(一六八五)下野宇都宮から大和郡山に移った本多氏は転封に伴い近江神崎・蒲生(がもう)・浅井(あざい)の三郡のうちに五一ヵ村・四万石を与えられた。元禄六年(一六九三)これらの領地支配のため金堂村に陣屋を設け、代官・手代・書役などの役人を派遣して在地管理に当たった。陣屋開設当時の様子は、享保九年(一七二四)の屋敷貸覚書(川添文書)によれば、同年より三二年以前の酉年(元禄六年)、松波勘十郎という奉行が近江へ初めて来た折、四、五年のことであるとして当村弘誓(ぐぜい)寺・六右衛門・源右衛門・次郎右衛門・藤兵衛に空屋敷を提供させたとある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by