日本歴史地名大系 「五個荘町」の解説 五個荘町ごかしようちよう 滋賀県:神崎郡五個荘町面積:一六・三六平方キロ神崎郡中央部の愛知(えち)川西岸堆積平野地帯にある。東は北流する愛知川を境として愛知郡愛知川(えちがわ)町・湖東(ことう)町、南は八日市市、西・北は箕作(みつくり)山・繖(きぬがさ)山(観音寺山)・和田(わだ)山を境に蒲生(がもう)郡安土町、能登川(のとがわ)町。中央部を南西から北東に旧中山道が走り、現在はこれに沿って国道八号とJR東海道新幹線が通る。律令時代東山道に沿った北町屋(きたまちや)に郡家が置かれて、西端清水鼻(しみずはな)付近に清水駅が設置されたとされ、古代以来交通の要衝であった。中世には繖山をはじめ箕作山・和田山など各所に城砦が築かれるなど軍事的にも重要な位置を占めた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by