金子金治郎(読み)カネコ キンジロウ

20世紀日本人名事典 「金子金治郎」の解説

金子 金治郎
カネコ キンジロウ

昭和・平成期の俳人 広島大学名誉教授。



生年
明治40(1907)年2月2日

没年
平成11(1999)年5月31日

出身地
長野県諏訪市

学歴〔年〕
広島文理科大学〔昭和8年〕卒

学位〔年〕
文学博士

主な受賞名〔年〕
日本学士院賞〔昭和43年〕「菟久波集の研究」,勲三等旭日中綬章〔昭和52年〕

経歴
広島大学教授を経て、東海大学教授。早くからホトトギス系の句友と句作を始め、のち須賀田嫰桂の指導を受ける。合同句集「たから木」を刊行。以降は連歌研究に力を入れた。主な著書に「連歌師兼載伝考」「宗祇旅の記」「心敬の生活と作品」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金子金治郎」の解説

金子金治郎 かねこ-きんじろう

1907-1999 昭和-平成時代の国文学者。
明治40年2月2日生まれ。広島大教授。のち立正女子大教授,東海大教授。中世国文学,連歌史を専攻し,昭和43年「菟玖波(つくば)集の研究」で学士院賞。ホトトギス系の俳人としても知られた。平成11年5月31日死去。92歳。長野県出身。広島文理大卒。著作に「連歌師宗祇(そうぎ)の実像」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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