金属活字

山川 世界史小辞典 改訂新版 「金属活字」の解説

金属活字(きんぞくかつじ)

朝鮮では高麗(こうらい)時代の13世紀に世界で初めて金属活字がつくられ,印刷に用いられた。1377年(辛禑(しんぐう)王3年)に刊行された『直指心体要説』は現存する最古の金属活字本とされている。朝鮮王朝時代になると鋳字所(ちゅうじしょ)という機関が設けられて,金属活字の鋳造が活発に行われるようになった。1434年(世宗16年)につくられた甲寅字(こういんじ)がその代表的なもので,多くの書籍がこれで印刷された。素材としては銅のほか鉛,鉄などが使われ,壬辰(じんしん)・丁酉(ていゆう)の倭乱の際に日本にもその技術が伝えられた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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