ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「金属焼結フィルタ」の意味・わかりやすい解説 金属焼結フィルタきんぞくしょうけつフィルタsintered metallic filter ニッケルとその合金,銅とその合金,チタン,タンタル,アルミニウム,白金,炭化タングステン,炭化チタンなどの微粉末を焼結してつくったろ過材。焼結によってできる粉体間の空孔を利用し,液体およびガスの分離や浄化に使われるほか,超微粉末を原料として孔径 10~1000 μm 程度のものも得られるので,拡散速度の差による同位元素の分離にも使われる。また空孔による真表面積の増大,多孔質による遮熱性を利用し,触媒,耐熱機械部品など,広い用途がある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by