金属焼結フィルタ(読み)きんぞくしょうけつフィルタ(その他表記)sintered metallic filter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「金属焼結フィルタ」の意味・わかりやすい解説

金属焼結フィルタ
きんぞくしょうけつフィルタ
sintered metallic filter

ニッケルとその合金,銅とその合金,チタンタンタルアルミニウム白金炭化タングステン炭化チタンなどの微粉末を焼結してつくったろ過材。焼結によってできる粉体間の空孔を利用し,液体およびガスの分離浄化に使われるほか,超微粉末を原料として孔径 10~1000 μm 程度のものも得られるので,拡散速度の差による同位元素の分離にも使われる。また空孔による真表面積の増大多孔質による遮熱性を利用し,触媒,耐熱機械部品など,広い用途がある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む