浄化(読み)ジョウカ

デジタル大辞泉 「浄化」の意味・読み・例文・類語

じょう‐か〔ジヤウクワ〕【浄化】

[名](スル)
きれいにすること。清浄にすること。「空気浄化する」
心身の罪やけがれを取り除くこと。社会悪弊などを除いて、あるべき状態にすること。「腐敗した政治浄化する」
ある地域から他民族を排し、民族構成を単一化すること。→民族浄化
カタルシス
[類語]清める純化

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精選版 日本国語大辞典 「浄化」の意味・読み・例文・類語

じょう‐かジャウクヮ【浄化】

  1. 〘 名詞 〙
  2. きれいにすること。汚濁した水や空気などの汚れを除去して清浄にすること。〔近代語新辞典(1923)〕
    1. [初出の実例]「此の沈澱した空気を浄化するオゾンを与へるのはモダーンである」(出典:読書放浪(1933)〈内田魯庵〉モダーンを語る)
  3. 心のけがれ・罪・害悪などを除いて正常にすること。悪弊をあらためて正しい状態にすること。また、欲望などの束縛をはなれて神聖にすること。
    1. [初出の実例]「この涙で何もかも、〈略〉浄化(ジャウクヮ)される、と云ふやうな」(出典:桐畑(1920)〈里見弴天変地異)
  4. カタルシス
    1. [初出の実例]「人間を害うかもしれぬ危険な感情を浄化し、その後に悪影響を及ぼすことがないようにしてしまう」(出典:ブラリひょうたん(1950)〈高田保〉計算読書法)

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