金成マツの筆録

共同通信ニュース用語解説 「金成マツの筆録」の解説

金成マツの筆録

金成かんなりマツの筆録 金成マツが1930年ごろから、母や他のアイヌ民族から伝え聞いたアイヌ語の「ユカラ(英雄叙事詩)」や「ウエペケレ(昔話)」を、ローマ字でノートに書き残したもの。1万ページ以上を交流のあった言語学者金田一京助きんだいち・きょうすけに送り、約4千ページ分をおいのアイヌ語研究者知里真志保ちり・ましほに残した。ノートは金田一やアイヌ初の国会議員萱野茂かやの・しげるらの手で訳されてきた。78年以降は、北海道アイヌ協会によるユカラの翻訳67話分が刊行されるなど、文学の伝承に貢献した。

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