金明水(読み)キンメイスイ

デジタル大辞泉 「金明水」の意味・読み・例文・類語

きんめい‐すい【金明水】

富士山頂の火口北壁、久須志くすし岳の南西面に湧き出す泉。霊水とされる。

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精選版 日本国語大辞典 「金明水」の意味・読み・例文・類語

きんめい‐すい【金明水】

  1. 富士山頂、火口壁の北西部にわき出る泉。銀明水とともに、神水といわれる。
    1. [初出の実例]「金明水銀明水の二泉、観音ケ岳なる水蒸気の噴出等あり」(出典:日本風景論(1894)〈志賀重昂〉四)

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世界大百科事典(旧版)内の金明水の言及

【井戸】より

…井戸に硬貨を投げ入れる行為は,祈願のほかに,水面に落下する音の調子で,運命を占うことも意図したらしい。大坂城天守閣の金明水とよばれる井戸は,かつて豊臣秀吉が黄金を投げ入れ,豊臣家の命運を占ったとも,秀吉個人の長寿を祈願したとも伝えられている。 日本の伝説の代表例である〈弘法井戸〉は,弘法大師がもっている杖でたたいて,聖なる水を涌出させた奇跡譚であり,〈姥が井〉は,誤って子どもを死なせた乳母が入水した伝説を伴っている。…

※「金明水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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