金春広成(読み)コンパル ヒロシゲ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「金春広成」の解説

金春 広成
コンパル ヒロシゲ


職業
能楽師(金春流)

別名
前名=金春 八郎,金春 式部

生年月日
文政13年 1月25日

経歴
別家八左衛門家から本家養子となる。幼少より養父・金春元昭に師事し、その堂々たる芸風は絶賛された。

没年月日
明治29年 4月1日 (1896年)

家族
三男=金春 八郎義広(金春流75代宗家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金春広成」の解説

金春広成 こんぱる-ひろしげ

1830-1896 幕末-明治時代の能楽師シテ方。
文政13年1月25日生まれ。金春流別家八左衛門家から宗家73代の金春元昭(もとてる)の養子となり,74代をついだ。明治29年4月1日死去。67歳。通称は八郎,為三郎。法名は禅成。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の金春広成の言及

【金春流】より

…(1)能のシテ方の流派名。かつて竹田郷と呼ばれた奈良県磯城(しき)郡田原本(たわらもと)町西竹田付近を本拠とし,鎌倉時代から初瀬寺に属し,のち春日神社・興福寺に勤仕した円満井座(えんまんいざ∥えまいざ)ののちの名で,大和猿楽四座のうちで最も歴史が古い。竹田の座ともいった。系図では聖徳太子時代の秦河勝(はたのかわかつ)を遠祖とし,現家元まで79代を数えるが,猿楽の家としては,南北朝時代の毘沙王権守(びしやおうごんのかみ)(河勝より53世)あたりを流祖とみてよいであろう。…

※「金春広成」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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