金時人参(読み)きんときにんじん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「金時人参」の解説

金時人参[根菜・土物類]
きんときにんじん

近畿地方大阪府地域ブランド
江戸時代発祥で、原産地は大阪市とされる。江戸時代から昭和初期にかけて、大阪市浪速区付近の特産品であった。大阪人参とも呼ばれた。深紅色でおよそ30cmの大きさ。肉質はやわらかく、甘味香気ともに強い。現在、早生種は失われてしまっている。収穫時期は12月〜2月。正月用として欠かせない食材。なにわの伝統野菜

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android