金武良仁(読み)キン リョウジン

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「金武良仁」の解説

金武 良仁
キン リョウジン


職業
琉球音楽

肩書
安冨祖流師範代

生年月日
明治6年 5月4日

出身地
沖縄県 那覇市首里

経歴
与那原殿内の支流金武家の嫡子として生まれる。19歳の時、沖縄で安室親雲上(朝持)に師事、安冨祖(あふそ)流をきわめ、28歳からは師範代を務めた。三線と歌を狂気のように練習、琉球音楽の至芸に達した。“一音一音が魂”というのが芸の哲学で、「かぎやで風」「こてい節」など多くの名曲を残した。

没年月日
昭和11年 9月1日 (1936年)

家族
長男=金武 良章(琉球芸能家)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「金武良仁」の解説

金武 良仁
キン リョウジン

大正・昭和期の琉球音楽家 安冨祖流師範代。



生年
明治6年5月4日(1873年)

没年
昭和11(1936)年9月1日

出身地
沖縄県那覇市首里

経歴
与那原殿内の支流金武家の嫡子として生まれる。19歳の時、沖縄で安室親雲上(朝持)に師事、安冨祖(あふそ)流をきわめ、28歳からは師範代を務めた。三線(さんしん)と歌の練習に打ち込み、琉球音楽の至芸に達した。“一音一音が魂”というのが芸の哲学で、「かぎやで風」「こてい節」など多くの名曲を残した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金武良仁」の解説

金武良仁 きん-りょうじん

1873-1936 明治-昭和時代前期の音楽家。
琉球の尚泰(しょうたい)王26年5月4日生まれ。安室朝持(あむろ-ちょうじ)に琉球古典音楽をまなぶ。24歳で師範代となって三線(さんしん)と声楽一体化をめざす安冨祖(あふそ)流をうけつぎ,演奏法の体系化をなしとげた。昭和11年9月1日死去。64歳。琉球出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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