至芸(読み)いたりげい

精選版 日本国語大辞典 「至芸」の意味・読み・例文・類語

いたり‐げい【至芸】

〘名〙 ぜいたくで、しゃれた芸事。気どった芸事。ふつう連俳、茶、香、楊弓などをさしていう。至り稽古。
談義本当世下手談義(1752)二「江戸遊人のまねして、連誹茶香楊弓などの至(イタ)り芸(ゲイ)

し‐げい【至芸】

〘名〙 この上なくすぐれた芸。最高の芸。
※藤十郎の恋(1919)〈菊池寛〉一「少長どのはまことに至芸のお人ぢゃ」

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デジタル大辞泉 「至芸」の意味・読み・例文・類語

し‐げい【至芸】

きわめつくした最高の芸。芸の極致。「名人上手至芸

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