金蘭の契り(読み)キンランノチギリ

デジタル大辞泉 「金蘭の契り」の意味・読み・例文・類語

きんらん‐の‐ちぎり【金×蘭の契り】

《「易経」繋辞上から》きわめて親密な交わり。金蘭の交わり。

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精選版 日本国語大辞典 「金蘭の契り」の意味・読み・例文・類語

きんらん【金蘭】 の 契(ちぎ)

  1. ( 「易経‐繋辞上」の「二人同心、其利断金、同心之言、其臭如蘭」による ) 親友が心を同じくするそのかたさは、かたい金をも断ち切るほどであり、友情のまことの美しさはかおりの高い蘭のようであるの意。親友の固い交わり。金蘭の交わり。金蘭。
    1. [初出の実例]「久しく金蘭の契ありて、辞すまじきゆゑながら、不才の腸何を探りてか是に当らむ」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)後)
    2. [その他の文献]〔白居易‐代書詩一百七韻寄微之詩〕

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