金蘭(読み)キンラン

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精選版 日本国語大辞典 「金蘭」の意味・読み・例文・類語

きん‐らん【金蘭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ラン科の多年草。本州以西の山中疎林に生える。高さ三〇~六〇センチメートル。葉は長楕円形で長さ八~一五センチメートル、先はとがり基部は茎を抱く。花は四月ごろ、茎の先端に長さ約一・五センチメートルの黄色花を三~一二個ななめ上向きにつけ半開する。おうらん。ありまそう。あさまそう。《 季語・春 》 〔日本植物名彙(1884)〕
  3. きんらん(金蘭)の契り
    1. [初出の実例]「有金蘭賞。無風月筵」(出典懐風藻(751)於宝宅宴新羅客〈長屋王〉)

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普及版 字通 「金蘭」の読み・字形・画数・意味

【金蘭】きんらん

黄金よりも堅く、蘭のように香る君子の交わり。〔易、辞伝上〕二人心を同じうせば、其の利(よ)きこと金を斷つ。心を同じうするの言は、其の(香)の如し。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「金蘭」の解説

金蘭 (キンラン)

学名Cephalanthera falcata
植物。ラン科の多年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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