金関寿夫(読み)カナセキ ヒサオ

20世紀日本人名事典 「金関寿夫」の解説

金関 寿夫
カナセキ ヒサオ

昭和・平成期のアメリカ文学者 東京都立大学名誉教授。



生年
大正7(1918)年2月17日

没年
平成8(1996)年7月6日

出生地
島根県松江市

学歴〔年〕
同志社大学英文科〔昭和16年〕卒

主な受賞名〔年〕
読売文学賞(随筆紀行賞)(第43回)〔平成4年〕「現代芸術のエポック・エロイク」

経歴
エール大学などに留学。大阪市立大学助教授、神戸大学教授、関西外国語大学教授、東京都立大学教授を経て、駒沢大学文学部教授。コロンビア大学客員教授、日本アメリカ文学会会長も務めた。著書に「アメリカ・インディアンの詩」「ナヴァホの砂絵」「アメリカは語る」「魔法としての言葉―アメリカ・インディアンの口承詩」「現代芸術のエポック・エロイク」、訳書にG.スタイン「アリス・B.トクラスの自伝」、ドナルド・キーン「百代の過客」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「金関寿夫」の解説

金関寿夫 かなせき-ひさお

1918-1996 昭和後期-平成時代のアメリカ文学者。
大正7年2月17日生まれ。金関丈夫(たけお)の弟。昭和44年都立大教授,のち駒沢大教授。アメリカ現代詩を専攻。ヒッピー詩人やインディアンの文化の紹介にもとりくむ。平成4年「現代芸術のエポック・エロイク」で読売文学賞。平成8年7月6日死去。78歳。島根県出身。同志社大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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