釘切り(読み)くぎきり

日本大百科全書(ニッポニカ) 「釘切り」の意味・わかりやすい解説

釘切り
くぎきり

てこの原理を応用して、針金や釘などを挟み切る工具。喰切(くいきり)ともいう。全長6~12センチメートルぐらいの釘抜きのような形で、刃口には鋭い鋼の刃がついて、釘を挟みやすいように頭部が平らになっている。また挟む部分に溝があり、釘を切るものもある。最近ではニッパーペンチなどの金工具に押されて、あまり使われなくなった。

[赤尾建蔵 2021年7月16日]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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