釜屋谷村(読み)かまやだにむら

日本歴史地名大系 「釜屋谷村」の解説

釜屋谷村
かまやだにむら

[現在地名]輪島市釜屋谷町

ほり村の西、小加勢おがせ川流域の丘陵山地に立地。地名は古代窯があったことに由来するという。正保郷帳に村名がみえ、高二一一石余、田方一二町六反余・畑方一町四反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高二二七石、免六ツ五歩、小物成は山役五七匁・苦竹役二匁、鳥役七匁(出来)であった(三箇国高物成帳)鳳至ふげし町商人久保屋喜兵衛が村内の田地高一〇二石余を所有していたが、安永五年(一七七六)これを同町中島屋三郎左衛門へ売却している(「懸作高買返一件文書」住吉文庫)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android