針孔(読み)メド

デジタル大辞泉 「針孔」の意味・読み・例文・類語

め‐ど【針孔/穴】

針の、糸を通すあな。はりのみみ
穴。

みず〔みづ〕【針孔/針眼】

針の、糸を通す穴。めど。みぞ。

みぞ【針孔】

糸を通す針の穴。めど。

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精選版 日本国語大辞典 「針孔」の意味・読み・例文・類語

め‐ど【針孔・穴】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 針の一端にある、糸を通す小さなあな。はりのみみ。みず。めぞ。
    1. [初出の実例]「上方より江戸へ来りみせ店に有て針のめと明るを見るに」(出典:慶長見聞集(1614)三)
  3. (あな)。〔物類称呼(1775)〕

針孔の補助注記

「みず(針孔)」から転じたとも考えられる。


みぞ【針孔】

  1. 〘 名詞 〙 裁縫用の針の、糸を通す穴。針の耳。めど。また、針の穴の下につづく、くぼんだ筋ともいう。
    1. [初出の実例]「針のみそは、穴をいふにはあらず」(出典:随筆・屠龍工随筆(1778))

はり‐めど【針孔】

  1. 〘 名詞 〙 針の上端にあって縫糸を通す穴。めど。はりみぞ。
    1. [初出の実例]「万久敷積ておのづからなるとなり。針めと明る事ばかりにかぎるべからず」(出典:慶長見聞集(1614)三)

みずみづ【針孔・針眼】

  1. 〘 名詞 〙 糸を通す針の穴。めど。みぞ。
    1. [初出の実例]「こばりはみつが大事に候」(出典:七十一番職人歌合(1500頃か)三二番)

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