はり‐うち【針打】
- 〘 名詞 〙
- ① 針を刺すこと。
- ② 子どもの遊びの一つ。紙を幾枚も重ねておき、糸をつけた針を口にくわえ、右手に糸の末端をもって針を紙に吹きつけ、その針先についてくる紙を自分のものにする遊び。多く、正月、女児の間で行なわれた。紙打。《 季語・新年 》
- [初出の実例]「針打のかし元をする御姫様」(出典:雑俳・川柳評万句合‐宝暦一〇(1760)信一)
- ③ 歌舞伎の鬘(かつら)の一つ。時代物で色気ある二枚目の役に用いる。髷(まげ)の先端が針刺に似るところからの名という。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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