釣替(読み)つりかえ

精選版 日本国語大辞典 「釣替」の意味・読み・例文・類語

つり‐かえ‥かへ【釣替】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「つりがえ」とも ) とりかえること。交換。ひきかえ。両替(りょうがえ)
    1. [初出の実例]「一声をつりがへにせん金衣鳥〈常順〉」(出典:俳諧・口真似草(1656)一)
  3. 銀の混合物で、銀の割合一割よりやや劣るもの。歩入(ぶいり)
    1. [初出の実例]「銀之位壱割入を上銀と定め、夫より位劣候を歩入と唱、或は釣替とも唱」(出典:銀位并銀吹方手続書(吹塵録所収)(1790)銀位之事)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android