釣瓶卸城跡(読み)つるべおろしじようあと

日本歴史地名大系 「釣瓶卸城跡」の解説

釣瓶卸城跡
つるべおろしじようあと

[現在地名]上富田町岩田

田熊たくま川が富田川に合流する地点の小丘陵、通称城山しろやまにある。築城年代は不明だが、いちを本拠地とした山本氏の一族山本兵部の居城と伝える(続風土記)。寛文六年(一六六六)の古城跡名所旧跡書上(三栖家蔵)に「山本主殿頭家老山本兵部八拾壱年已前迄居城之由申伝候、兵部ハ岩田村市ノ瀬村岡村之内知行いたし候由」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android