鈴木忠孝(読み)スズキ タダタカ

20世紀日本人名事典 「鈴木忠孝」の解説

鈴木 忠孝
スズキ タダタカ

明治・大正期の国学者



生年
文久2年10月1日(1862年)

没年
大正7(1918)年6月20日

出生地
因幡国古方町中土手(鳥取県)

経歴
松江の香西藤右衛門に就いて国学を学ぶ。明治18年国語教員検定試験に合格し、のち松江中学校の国語教師となる。ついで鳥取中学校、更に愛知県尋常中学校に転じ11年間務め、再び鳥取中学校に帰ったが、1年ほどで東京に出て、国語伝習所、正則英語学校予備校、東洋商業学校、跡見女学校などで教える。傍ら雑誌「大八洲」に筆を執った。「万葉集」の歌風を愛好し、32年香川景樹の歌風を批判した「難桂園一枝」を著した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「鈴木忠孝」の解説

鈴木忠孝 すずき-ただたか

1862-1918 明治-大正時代の国学者。
文久2年10月1日生まれ。明治18年国語教員検定試験に合格。松江中学,鳥取中学,のち東京にでて国語伝習所,跡見女学校などでおしえる。「万葉集」の歌風を愛好し,32年香川景樹(かげき)の歌風を批判した「難桂園一枝」をあらわした。大正7年6月20日死去。57歳。因幡(いなば)(鳥取県)出身。号は松園。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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