鉄バクテリア(読み)テツバクテリア

関連語 Gallionella 都留

最新 地学事典 「鉄バクテリア」の解説

てつバクテリア
鉄バクテリア

iron bacteria

Fe2+をFe3+に酸化する際に得られるエネルギーを用いて炭酸同化を行う化学合成栄養細菌。独立栄養細菌と従属栄養細菌に大別される。Gallionellaは独立栄養細菌で,G.ferrugineaは炭酸第一鉄を酸化して菌体量の数百倍の大量の水酸化第二鉄の沈殿をつくる。Leptothrix ochraceaは自然界に広く見いだされ,流動水あるいは停滞水中で水酸化第二鉄を菌体鞘に多量に沈着させる。多数の細胞からなる円筒状の菌体鞘を有し,外見は黄褐色綿状の塊をなす。Siderocapsa treubiiは球菌で,各種の水生植物の表面あるいは水面などに付着し,細胞膜表面に水酸化第二鉄を沈着する。鉄バクテリアの自然界での働きは,まず水中の水溶性鉄の濃縮,次いで不溶性鉄の形成に関与する点にある。沼鉄鉱が鉄バクテリアにより形成されることが知られ,さらに湖成・海成堆積鉄鉱床の形成にも鉄バクテリアの関与が認められる。

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百科事典マイペディア 「鉄バクテリア」の意味・わかりやすい解説

鉄バクテリア【てつバクテリア】

→鉄細菌

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