鉄パイロスマライト(読み)てつパイロスマライト

最新 地学事典 「鉄パイロスマライト」の解説

てつパイロスマライト
鉄パイロスマライト

pyrosmalite-(Fe)

化学組成(Fe, Mn)8Si6O15(OH, Cl)10,マンガンパイロスマライトと連続固溶体をつくる鉱物。パイロスマライトは両者の総称で,変成された多金属硫化鉱物鉱床やFe-Mn鉱床に産する。三方晶系,空間群,格子定数a1.333nm, c0.711,単位格子中2分子含む。肉眼では褐,灰,緑色。劈開{001}。硬度4~4.5, 比重3.1。1mm以下の半自形~自形の板状~放射状集合体。鉄かんらん石・グリーナ石・方鉛鉱・閃亜鉛鉱などと共生。薄片中無色。屈折率ε1.652, ω1.677, 一軸性負。オーストラリア,QueenslandのPegmont Pb-Zn鉱床からD.J.Vaughan(1986)が命名。

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