鉄漿始(読み)かねはじめ

精選版 日本国語大辞典 「鉄漿始」の意味・読み・例文・類語

かね‐はじめ【鉄漿始】

  1. 〘 名詞 〙 はじめてお歯黒をつけること。また、その儀式。古くは女子は九歳、男子元服の後に行なうのを例としたが、江戸時代には、男子の方はすたれ、女子は一三歳または、一七、八歳頃が多かった。かねぞめ。かねつけぞめ。
    1. [初出の実例]「邦道、今上親王〈略〉慶安四辛卯年十一月八日鉄漿始、同月十三日元服 十一」(出典:伏見宮系譜(古事類苑・礼式八))

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