鉱石マグマ(読み)こうせきマグマ(その他表記)ore magma

最新 地学事典 「鉱石マグマ」の解説

こうせきマグマ
鉱石マグマ

ore magma

1)J.E.Spurr(1923)は,火成鉱床をつくる源となった流体は,マグマの分化・固結の過程で生じた鉱石成分に富む濃厚溶液と考え,これを鉱石マグマと呼んだ。現在ではこの説の支持者は少ない。2)液体不混和により珪酸塩マグマから分離した硫化物・酸化物などを主成分とする溶融体。正マグマ鉱床をつくる源となる。地殻内でこの種の溶融体ができるかどうかについてはなお議論が多い。

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関連語 立見

岩石学辞典 「鉱石マグマ」の解説

鉱石マグマ

岩漿分化作用で生じた鉱石成分に富むマグマ性残渣が非常に濃集したもので,貫入後に急速に固結して鉱体を形成するものとして,スパーが導入した語であるが[Spurr : 1923],現在では一般に受け入れられていない.リンドグレンなどは鉱物鉱床と火成岩の密接な関係を認識して,マグマという語とは反対に,マグマの生成物である鉱化溶液(mineralizing solution)を用いた[Posepny : 1902, Lindgren : 1933].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

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