銀号(読み)ぎんごう

精選版 日本国語大辞典 「銀号」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐ごう‥ガウ【銀号】

  1. 〘 名詞 〙 中国で、旧来からの一種金融機関。特に両替屋風の小規模なもので銭荘ともいう。〔清会典事例‐戸部・庫蔵・銀庫

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普及版 字通 「銀号」の読み・字形・画数・意味

【銀号】ぎんごう

銀の両替店

字通「銀」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の銀号の言及

【商業】より

…以上のように,各種の貨幣が流通し,また金銀の地金が通貨として用いられたため,通貨自体を営業対象とする商人も古くから存在し,両替なども行われた。このことは唐・宋以来の文献によって知られ,宋代には金銀商店の町,つまり銀行で銀の相場がたっており,明・清時代になると銭市・銀市あるいは銀銭市が主要都市に設けられ,銭舗,銭荘,銀号と呼ばれる業者が集まった。信用証券の類も,少なくとも唐代以後には出現し,約束手形や為替手形あるいは小切手的なものが広く行われた。…

【銭荘】より

…中国の旧式金融業。旧式金融業は銭荘のほか,銭店・銭舗,銀号,票荘・票号などいろいろの名称でよばれるが,そのちがいは主として業務内容とか,地域的な呼びかたのちがいに求められる。銭店・銭舗は歴史もふるく,比較的小型で両替業務を主とする。…

※「銀号」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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