銀遣(読み)ぎんづかい

精選版 日本国語大辞典 「銀遣」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐づかい‥づかひ【銀遣】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代取引などで用いられた語。銀貨幣を主体に取引が行なわれる状態をいう。大坂方面では、商品価格が主として、銀目の量で示されることが多かった。
    1. [初出の実例]「若ひ者茶屋などが、一分二分ないし壱匁二匁百匁などといふは、銀(ギン)遣ひの事にあらず」(出典洒落本・魂胆惣勘定(1754)上)

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