銀目(読み)ギンメ

デジタル大辞泉 「銀目」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐め【銀目/銀眼】

猫などで、目の色が銀色のもの。
銀目鯛」の略。

ぎん‐め【銀目】

江戸時代銀貨単位名目。貫・匁・ふん・厘など。

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精選版 日本国語大辞典 「銀目」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐め【銀目】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銀の重さ。江戸時代の銀や銀貨を計量する単位の名目。匁を標準として、貫(一貫は千匁)、分(ふん)(=十分は一匁)などの名目がある。約六十匁が金一両にあたる。慶応四年(一八六八)五月および明治二年(一八六九)三月の布告により、それ以後この名目を用いて貨幣の価を定めることを禁じられた。
    1. [初出の実例]「文言銀めは跡にもかけ、先印判をとしっかとおす」(出典:浄瑠璃・大経師昔暦(1715)上)
    2. 「銀匁(ギンメ)を金に直したら、何のかのと五十両」(出典:歌舞伎・絵本合法衢(1810)五幕)
  3. ギンメ科の海魚。体長五〇センチメートルに達するものもあるが、ふつうは小形。体は長卵形で側扁し、目が大きく虹彩(こうさい)が銀色に輝くところからキンメダイと対比してこの名が出たと思われる。下あごに一対のひげがある。体色は青灰色で、腹は淡く、背びれに一つの黒斑がある。かまぼこの材料とする。本州中部以南に分布。ぎんめだい。あごなし。
  4. ほうしゃそしき(放射組織)」の俗称。

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