銃殺刑(読み)じゅうさつけい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「銃殺刑」の意味・わかりやすい解説

銃殺刑
じゅうさつけい

犯罪者を銃で射殺するという死刑の執行方法の一種。死刑の執行方法には、ほか絞首断首ギロチン)、ガス殺電気殺などがあるが、銃殺刑は同時に多数の犯罪者の死刑執行が可能であるところから、植民地などでかつて濫用されたことがある。わが国では、明治以降、死刑は絞首の方法で行われているが、例外的に、戦前軍刑法においては、この銃殺刑が用いられていた。

[名和鐵郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む