銭形(読み)ゼニガタ

デジタル大辞泉 「銭形」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐がた【銭形】

銭のかたち
銭のかたちに切り抜いて神前に供える紙。紙銭
(「銭型」とも書く)銭の鋳型

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「銭形」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐がた【銭形】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 銭のかたち。〔名語記(1275)〕
  3. 銭のかたちに切った紙。神前に供えるもの。紙銭(かみぜに)銭切(ぜんぎり)
    1. [初出の実例]「三元祭 神座九前 名香三両。紙三百張。銭形九千文料」(出典:延喜式(927)一六)
  4. ( 銭型 ) 銭を鋳るのに用いる型。
    1. [初出の実例]「造銭形生三人」(出典:類聚三代格‐四・昌泰二年(899)五月二八日)

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