銭神(読み)ぜにがみ

精選版 日本国語大辞典 「銭神」の意味・読み・例文・類語

ぜに‐がみ【銭神】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金銭を敬っていう語。せんしん。
    1. [初出の実例]「銭神や駄ちん払にお旅さき〈宗伴〉」(出典:俳諧・当世男(1676)冬)
  3. ( 金銭のように足がなくても走るという意から ) 蛇類をいう。〔書言字考節用集(1717)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「銭神」の読み・字形・画数・意味

【銭神】せんしん

財貨を神とする。〔晋書、隠逸、魯褒伝〕好學多聞、素を以て自立す。元康(の変)の後、綱紀大いに壞(やぶ)る。襃、時の貪鄙(たんぴ)なるを傷み、乃ち姓名を隱して錢論をはし、以て之れを刺る。襃仕へず。其のを知る(な)し。

字通「銭」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android