鋳植機(読み)チュウショクキ

デジタル大辞泉 「鋳植機」の意味・読み・例文・類語

ちゅうしょく‐き〔チウシヨク‐〕【鋳植機】

活字組み版で、活字母型を内蔵し、活字を鋳造すると同時に植字する機械。1字ずつ鋳造していくモノタイプ、1行分まとめて鋳造するライノタイプがある。

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精選版 日本国語大辞典 「鋳植機」の意味・読み・例文・類語

ちゅうしょく‐き チウショク‥【鋳植機】

〘名〙 活字組みを作る機械のうち、母型を収容しておき、この母型を選別しながら機械に含まれている鋳造装置で鋳造して組む装置。一行分の母型を選別集合し一行分のかたまりとなった活字を鋳造するライノタイプと、一本ずつの活字に鋳造するモノタイプがある。

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世界大百科事典(旧版)内の鋳植機の言及

【製版】より

…いわば工芸的な版画の要素を多分にもっているものであり,機械的製版に近い活版においてさえすこぶる工芸的である。
[機械的方法による製版]
 これには活字を鋳造しながら組んでいく鋳植機がある。一般にキーボードで文字を選んで対応する穿孔(せんこう)テープを作り,これを鋳植機にかけると1字ずつ母型を選んで活字を鋳込み,連続的にその活字を並べて指定された長さの1行を組む。…

※「鋳植機」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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