錦屋金蔵(読み)にしきや きんぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「錦屋金蔵」の解説

錦屋金蔵(初代) にしきや-きんぞう

?-? 江戸時代中期の長唄三味線方。
明和-安永(1764-81)のころの人。初代錦屋惣次の弟子とつたえられ,江戸市村座の立三味線として活躍した。作曲にもすぐれ「二人椀久(ににんわんきゅう)」などをのこした。

錦屋金蔵(2代) にしきや-きんぞう

?-? 江戸時代後期の長唄三味線方。
2代錦屋惣次の門弟とも初代錦屋金蔵の門弟ともいわれる。寛政10年(1798)2代を襲名し,文化7年別格におかれた。前名は錦屋君蔵,杵屋(きねや)喜美蔵,錦屋喜美蔵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android