錦山(読み)きんざん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「錦山」の意味・わかりやすい解説

錦山
きんざん / クムサン

韓国(大韓民国)、忠清南道(ちゅうせいなんどう/チュンチョンナムド)の南東端に位置する高原盆地。寒暑の差が大きい。畑地水田より多く、とくにこの地の砂壌土チョウセンニンジン生育に適し、「錦山参」として広く知られ、この地方の経済を左右するほど栽培が盛んである。付近に壬辰(じんしん)・丁酉(ていゆう)の倭乱(わらん)(文禄(ぶんろく)・慶長(けいちょう)の役)の史跡である七百義塚、宝石寺などの観光地がある。

[森 聖雨]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android