日本大百科全書(ニッポニカ) 「錦山」の意味・わかりやすい解説 錦山きんざん / クムサン 韓国(大韓民国)、忠清南道(ちゅうせいなんどう/チュンチョンナムド)の南東端に位置する高原盆地。寒暑の差が大きい。畑地が水田より多く、とくにこの地の砂壌土はチョウセンニンジンの生育に適し、「錦山参」として広く知られ、この地方の経済を左右するほど栽培が盛んである。付近に壬辰(じんしん)・丁酉(ていゆう)の倭乱(わらん)(文禄(ぶんろく)・慶長(けいちょう)の役)の史跡である七百義塚、宝石寺などの観光地がある。[森 聖雨] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例