… 素服の語は早く《日本書紀》仁徳天皇条に見え,天智天皇条には〈皇太子素服称制〉などとあるが,日本で喪服とともに服忌(ぶつき)の制が確立せられたのは,上述のように中国唐の制度にならって制定された〈養老令〉からである。その〈喪葬令〉に,天皇は本服2等以上の親喪のためには錫紵(しやくじよ)を着し,3等以下および諸臣の喪のためには帛衣(はくい)を除くほか,雑色(ぞうしき)を通用すと規定せられている。錫紵は浅黒色の細布で作った闕腋(けつてき)の袍(ほう)で,これを常の服のうえに重ねて喪服としたのである。…
※「錫紵」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...