闕腋(読み)ケッテキ

デジタル大辞泉 「闕腋」の意味・読み・例文・類語

けっ‐てき〔‐エキ〕【××腋】

《「けつえき」の連声れんじょう
衣服の両わきの下を縫いつけないで、開けたままにしておくこと。また、そのもの。⇔縫腋ほうえき
闕腋のほう」の略。

けつ‐えき【××腋】

けってき(闕腋)

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精選版 日本国語大辞典 「闕腋」の意味・読み・例文・類語

けっ‐てき【闕腋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「けつえき」の連声(れんじょう) )
  2. 衣服の両わきの下を縫い合わせないであけておくこと。けつえき。
    1. [初出の実例]「日本に生るる者は、十六の夏迄は、両袖の下を闕腋(ケッテキ)の脇あけにして熱をもらし」(出典:浄瑠璃・日本振袖始(1718)四)
  3. けってき(闕腋)の袍(ほう)」の略。
    1. [初出の実例]「訖皇帝着空頂黒幘。服欠掖御衣」(出典:新儀式(963頃)四)

けつ‐えき【闕腋】

  1. 〘 名詞 〙けってき(闕腋)色葉字類抄(1177‐81)〕

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